(レビュー)熱停止を回避できる?SONYのNPA-MQZ1Kを使ってα1とFX3で連続撮影時間を検証してみた

レビュー

皆さんこんにちは、リョウ (@Ryo_s_Like)です。

突然ですが!皆さんは動画撮影をしていて最も怖いことは何でしょうか?

・「白飛びしちゃった〜!」
・「暗すぎて真っ黒!」
・「ノイズだらけになっちゃった、、」

など、動画撮影は後から見返してみて残念な気持ちになる事もありますよね。

ただ、データを見返せるならまだましで、それ以上に怖い事があります。

それは、熱停止です‼︎

カメラが熱で止まってしまった場合、しばらく撮影が出来ません。また、最悪の場合、撮影していたデータをメモリーカードに書き込むことができない事もあります。恐ろしや、、、

今回はそんな熱停止問題を(ほぼ)解決してくれる素敵な商品をご紹介したいと思います^^

NPA-MQZ1Kのご紹介

今回ご紹介するのは、NPA-MQZ1Kと言う商品です。SONYの純正バッテリーであるNP-FZ100(Zバッテリー)のチャージャー兼給電機です。

本体一つで最大4つまでバッテリーを充電できるほか、4つのバッテリーからカメラに給電を行うことができるため、長時間の撮影が可能となります。

またUSBマイクロの出力端子がついているため、カメラ以外のUSB機器への給電もできます。

僕はカメラへの給電用途で購入しましたが、スマホ等の電子機器へのモバイルバッテリー的な使い方もできるという感じです。

Point

・NPA-MQZ1KはSony純正の4連バッテリーチャージャー
・充電されたバッテリーからカメラに電源供給が可能
・USBマイクロケーブルを使って、その他のデバイスへの給電も

外観と使い方のチェック

今回はAmazonで購入しました。お値段は41,000円ほどです。

いつもの白とオレンジの箱

開けてみると、なにやら色々入っています。

リグに取り付ける用のプレートなども入っていますが、とりあえず使いそうなものを並べるとこんな感じです。

なお本体を買うと、Zバッテリー(左下)が二個ついてきます。値段的にも、これは嬉しいです。

ケーブルを繋げてみましょう。

本体から右に出ているのがコンセントに繋ぐACアダプターです。

左側から出ているのはZバッテリーと同じ形をしたダミーバッテリーで、こちらをカメラに入れます。

普通のバッテリーを使った撮影ではバッテリーからの発熱によってボディ全体がすぐに熱くなりますが、ダミーバッテリーはあくまでも通電するだけです。

大元の電源を供給している本体とボディが離れているので、ボディ温度が上昇するのを抑制してくれるというわけです。

Zバッテリー(右)とそっくりなダミーバッテリー(左)

なお、ケーブルがあるのでバッテリーの蓋は閉まりません。不意にダミーバッテリーが抜けないよう、取り扱いは要注意。

Point

・値段は約4万円と高価だが、Zバッテリーが2つ付いてくるのでコスパは悪くない
・ダミーバッテリー経由で電源を供給するため、通常よりも発熱が抑えられる

本体に戻ります。スイッチが3つ、ボタンが1つありますが、使い方は至って簡単です。中央のスイッチをChargeにすればコンセントからバッテリーへ充電され、DC OUTにすればバッテリーから給電されます。

給電先は左右のスイッチでCAMERAとUSBを選択できます。

左右二個ずつのバッテリーで、カメラとUSB機器に同時に給電する事も可能です。ちなみに本体の後ろ側には特にボタン等はありません。

本体正面の右端にあるボタン(BATT CHECK)を押すと、接続しているバッテリーの残量が表示されます。

4つ接続していましたが、同梱されていたバッテリーは残量がなかったので、A2とB2は緑ランプがついていません。残量をすぐに確認出来るので、このボタンは便利ですね。

バッテリーの蓋が閉まらないこともあり、基本的にはカメラを三脚等に固定して運用するのが理想的だと思います。

ただ、ダミーバッテリーと本体を繋ぐコードがそこそこ長いので、本体をカバンに入れて給電しながら歩き撮りをする事も一応できそうです。

ピークデザインのショルダーバッグに本体を入れて肩から担いでみましたが、手持ち撮影ができる程度にはコードの長さに余裕がありました。ただ、やっぱりバッテリーが抜けないかはちょっと不安です笑

Point

・操作は非常にシンプルで直感的
・三脚やリグに固定する方が良いが、一応カバンに本体を入れて手持ち撮影なんて事も可能

α1で8kの長時間撮影を試してみる

では次にどの程度の長時間撮影が出来るか試してみます。

機材はα1、設定は8k30pです。

実は近々1時間程度のショーを撮影する予定があり、そのためにNPA-MQZ1Kを購入しました。

普通のバッテリーを使った場合、α1での8k撮影は30分程度ですが、1時間耐えられるかどうか、、

なお、カメラが壊れると困るので、温度上昇マークが出た時点でストップしたいと思います!

いざスタート!(以下、リアルタイムで書いていきます)

左下の数字が撮影時間:19秒

30分経ちましたが、まだまだ余裕っぽいです。

左下の数字が撮影時間:29分

1時間経過。これで僕の目標時間はクリアです。既にグリップを握るとそこそこ熱いです。

1時間半経過。ボディはかなり熱くなっていて、ずっと持ってると火傷しそうです笑 グリップ側はまだましですが、ドライブダイヤルなどが付いている左側は5秒触るのが精一杯です。

2時間超えましたが、いまだに警告は出ていません。ボディの左側を触ったところ、当然熱いのですが、30分前と比べるとそんなに変わらないような気もします。

警告マークいつ出るんですかね、、もしも2時間半経っても出ないようなら、ボディへの影響が怖いので一旦終わりにします。(2時間半も8k取り続ける事ないでしょうし)

と思っていたら出ました!

ここで録画をストップします。

という事で、ダミーバッテリーを使った場合、なんと8Kで2時間以上の連続撮影が出来ました!

十分すぎる長さかと思いますがどうでしょうか?サッカーの試合がまるまる撮れちゃいますよ!

Point

・α1での8K30p撮影は、通常時は30分程度が限界
ダミーバッテリー使用時は、2時間以上の連続撮影が可能!!

FX3で4kの長時間撮影を試してみる

今度はFX3で試してみたいと思います。

録画設定は4K60pです。

FX3は冷却ファンがついているため、通常の撮影でも4Kで90分ほど撮影できます。

これにダミーバッテリーを使うとどうなるか、、いざスタート!

分かりにくいですが上部の01:40のタイムコードがスタート時間です

90分ほど経過しました。通常はここら辺で熱停止するタイミングですが、全くそんな素振りはありません。

150分経過です。ファンはフル稼働していますが、ボディに触っても全く熱くなっていません。

250分経過しましたが、依然として状況変わらずです。FX3とカプラーの組み合わせは本当凄いです。

326分経過し、なんと512GBのメモリーカードの容量がなくなってしまいました。。笑 バッテリーもそろそろ限界なので、今回はここでストップしたいと思います!

撮影中、温度上昇マークが出ることは一度もありませんでしたし、触ってもまだまだ全然余裕がある感じでした。さすがFX3、、、!

Point

・FX3での4K60p撮影は、通常時は90分程度が限界
ダミーバッテリー使用時は、脅威の5時間以上の連続撮影が可能!!

終わりにー商品の感想

今回は熱停止を回避して長時間撮影を可能にするSONYのNPA-MQZ1Kについて取り上げてみました。

正直、予想していた以上の長回しが可能になり、びっくりしています笑

当然、純粋に充電器としての役割もありますし、本体を買えばZバッテリーも2個付いてくるし、個人的には購入して良かったです♪

唯一残念なのは、ダミーバッテリーと本体を繋ぐケーブルが取り外せない事ですかね。取り外しができればよりコンパクトに持ち運びできたので、そこはやや不満ポイントです。

ただ、実用性は高い商品なので、長時間撮影したい方はもちろん、予備バッテリーが欲しいと言う方にもとてもオススメです!以下のリンク先から購入頂けますので、ぜひ検討してみてください♪

ここまで読んでいただき有難うございました!良かったら他の記事も読んでもらえると嬉しいです^^

それではまた♪

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