皆さんこんにちは、リョウ (@Ryo_s_Like)です。
本日はライカQ3とSONY αシリーズの作例を比較して、2社の色味の違いについて纏めたいと思います。
年明けには纏めるとか言っていたのに、気付けば桜も散る季節。遅くなってごめんなさい!!
撮影設定と使用機材
作例をご覧いただく前に、簡単に撮り比べの設定(前提?)を纏めておきます。
ホワイトバランス→両機種共にほぼオートです。最初の数枚は色温度を合わせていたのですが、オートでもマニュアルでも傾向が変わらなかったので、途中からオートにしました。
シャッタースピード、絞り、ISO感度→一部の作例を除き、両機種共に一緒です。
画角→Q3のデジタルクロップ機能を使ったりして、なるべく合わせています。
色味→ライカもSONYもRAWファイルをストレート現像しています。JPEGの撮って出しではなく、あくまでもRAWベースです。
SONYの使用機材は、ボディがα1とα7cr、レンズが24mm F1.4 GMと50mm F1.2 GMです。Q3は28mmなのですが、手元にEマウントの28mm単焦点がないので上記2本を使いました。
SONY 50mmとの比較では、Q3はデジタルクロップで無理矢理50mm画角に合わせているので、ボケ感や画素数にかなり差があります。あくまでも「色味の違いを見る」という事でご理解ください!!
では作例比較していきましょう〜♪
作例比較
例1
例2
例3
3種類並べてみましたが、どちらがどちらか分かりますでしょうか?
答えは、ライカQ3が一枚目、SONYが2枚目です。結構違いますね。
ではもう少し作例を、、
例4(ピント位置ずれました)
例5
例6
今度はSONYが一枚目、ライカQ3が2枚目です。
ここまで50mm、次にSONYの24mmとライカはノークロップです。
例7
例8
例9
今度もSONYが一枚目、ライカQ3が2枚目です。
全体的な傾向としてSONYの方がコッテリめ、ライカの方があっさりめな色味になっています。比べてみると結構違う印象ではないでしょうか。
概ね各所で言われている通りの結果ですが、ライカは淡い色合いですね。
ちなみに例6〜例9は色温度も同じ設定にしましたが、オートでもマニュアルでも、SONYの方が暖色系、ライカの方が寒色系に寄っている印象。
先に例6以降を撮ったのですが、ホワイトバランスを合わせても傾向が変わらなかったので、例1〜例5はオートで撮ったという次第です。(単純に面倒だったと言う側面も、、笑)
どちらが好みかは人それぞれだと思います。個人的にはブルーはライカの透き通った感じ、グリーンはSONYの発色の良さが好みです^ ^
レタッチして似せてみる
RAWでの撮って出しの比較は上記の通りですが、レタッチするとどうなのか気になりませんか?
「SONYっぽい色味をライカのRAWファイルで再現できるのか?」
はたまた「ライカっぽい色味をSONYのRAWファイルで再現できるのか??」
という事で、まずは例1のライカの作例をSONYに近付けてみました。
上がライカ、下がSONYですが、正直私は逆って言われても分かりません笑
ではお次。
こちらの方が気になる方が多いのではと思いますが、SONYをライカっぽい感じにする事は可能なのでしょうか。
という事で今度は、例3のSONYをライカに近付けてみました。
おや、、、もはや同じ、、?笑
スマホでレタッチしたので、細かく見ると再現しきれていない所はあると思いますが、ぱっと見だとほぼ同じに見えるのではないでしょうか。
ちなみにこれも上がライカ、下がSONYです。
と言う事で、ライカっぽい色味をSONYで作る事も出来ました^ ^
まとめ
さて今回はQ3とSONYの写真から色味の違いを見てみました。
RAWベースの撮って出しで比較すると、結構大きな違いがありましたね。やっぱりライカは淡くてどこかノスタルジックな感じ、SONYは彩度高め・コントラスト高めな今時の画作りという印象です。
いわゆる「エモい感じ」はやっぱりライカの方が強めかなと思います。
ただ今回やってみたように、レタッチすればお互いに似たような色味を出す事はできます。
なので、RAW現像される方にとっては、色味の違いだけでカメラを選ぶ必要はない気がします。100%は難しくても、90%ぐらいの寄せはできるかなと。
逆に言うと、RAW現像しない人にとっては、撮って出しの色味の違いがメーカー、ボディ、レンズ選びの大事な要素になると思います。
ライカQ3には、JPEGファイル用のカラーフィルター機能(LEICA LOOK)があるので、近々そちらについてもブログを書きたいなと思っています。
が、またサンプルの撮り溜めに時間がかかりそうなので、気長に待っていただけると助かります、、、笑
なにはともあれ、久々にブログ更新できて良かったです。笑 それではまた♪
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