(実体験レポート)都内で8000万円のファミリー向け新築マンションを購入する際の諸費用と資金繰り

雑記

皆さんこんにちは、リョウ (@Ryo_s_Like)です。

本ブログは趣味のカメラを中心に記事を書いているのですが、今年は本当にブログ更新頻度が下がっていました。4月30日の投稿から、次の記事まで、その間約6ヶ月。

そう、6ヶ月

6ヶ月。

ろっかげつ〜?!?!?!

はい。大変サボっていたわけです。

この間に何をやっていたかというと、本記事のタイトルの通り。

!!マンション買いました!!

というわけで今回は、「都内マンション購入レポート」をお届けします。(カメラどこいった、、)

2024年に都内でマンションを購入すると、どの程度費用がかかるのか?どんな流れで購入するのか?赤裸々に語っていきたいと思います!

なお、場所や金額等は若干ボカしますので、その点ご了承下さい^ ^

購入に至る経緯

数年前から、いつかは家買うべきなんだろうなぁ〜、と漠然と感じていました。

一生賃貸暮らしでも良いという考えもありますし、実際私の親も「別に無理なく家賃払えてるなら今のままでもいいんじゃない〜」と言っていたのですが、

なんとなく「家賃は無駄」「家買えば資産として残る」という考えがありました。

ではどうして買わなかったのかと言うと、

今は高すぎる

さすがに数年したら下がってくるでしょ

と思っていたからです。

しかし、待てども待てども新築マンションの価格は下がらず、それどころか数年前にマンションを買った知人の中には、

「いや〜最近不動産価格凄いよね〜、値段が上がったから最初に買った部屋は売って、新しいとこに住み替えちゃったよ〜^_^

という人まで出てくる始末。。

価格が上がった、、?!

住み替え、、だと、、?!

うぉー!!!乗り遅れるなっ!!このビッグウェーブにっ!!!

と感じ、本格的に家探しを始めたというわけです。(こういう輩はだいたい高値掴みします、理解しています

意外と買える範囲の物件があった

さて、そんなこんなで家探しを始めたのですが、第一印象としては、

意外と通勤圏内で買える値段の物件がある

というものでした。

よくニュースで

23区内の平均の新築マンション価格が1億超え!

とか見ていたので、ファミリー向けは平気で1億円以上するものなのかと戦々恐々としていたのですが、全然そんなことはなく、23区内でも6000万円台の物件もチラホラ

絶対水準として高いのは事実ですが、「これぐらいならぎりぎりローンおりるかも?」と思い、更に購入に気持ちが傾いていったというわけです。

説明会とモデルルーム見学

ネットで検討対象になる物件を探し、いくつか説明会とモデルルーム見学に行くことにしました。

説明会ではコンセプトムービー的なものを拝見するのですが、

これが噂のマンションポエムかぁ〜!!!」と感銘を受けました。

都会の喧騒を忘れる至極の私邸』→最寄り駅すら暗黒静寂

緑豊かなオアシスに佇む邸宅』→周りに緑しかない最寄りスーパー徒歩15分

などなど、思わずツッコみたくなる傑作の数々。私も引退したらマンションポエマーになりたい。

ポエムはさておき、やはりモデルルームに行くと俄然購入意欲が湧きました。

だってめちゃくちゃ綺麗だし!!

今の住まいが築25年なので、そりゃあもう新築マンションなんてめちゃくちゃ良く見えるわけですよ。見たら終わりですね。ほんと。

さて複数見た中で、最もポエム力が低く、最もコスパが良い先を選ぶことにしました。

そんな手持ちで大丈夫か?− 手付金問題

ここで突然ですが、私という人間の紹介をしたいと思います。

ワタクシは、「正真正銘のポンコツ散財人間」です。

しっかりとした将来設計を描き、毎月しっかりと着実に貯金されている聡明な皆様とは全く違うわけです。

毎月の給料はレンズとカメラ、そしてゴルフと飲み会にものの見事に消え、貯金などほぼした事がありません。まごう事なき散財人間。

そんな中、不動産購入には手付金が必要であると知りました。

手付金、、、?

てつけきん??

て・つ・け・き・ん?(お・も・て・な・し?)

まさか不動産屋さんから、おもてなしを受けるどころか手付金をイタダカれるなどとは思ってもみませんでした。

その額なんと、物件価格の10%

私:「え〜っと、8000万円の物件の10%だから、、80万円、、?」

営業マン:「いえ、10%なので800万円になります^_^」

私:「で、ですよね、、^_^;」

イチゲキ800万イタダキ女子もびっくりな価格です。貯金がほぼない私はここで諦めそうになりました。

手持ちを考えると、すぐに現金化できる投資信託が150万円ほど。あとはカメラとレンズで、全部売っても400万円ほど、、到底800万円には足りません。

私:「あ、あの、お恥ずかしい話なのですが、今は手元にすぐに用意できるお金があまりなくて、、ローンおりたら絶対買うので、なんとかなりませんかね、、?手付金無しとか、、」

営業マン:「手付金無しというのは流石にできませんが、5%であれば社内で相談できます^_^

この時私は、「800万円が400万円?!乗るしかないっ!このビッグウェーブにっ!!」と第二の波を感じました!(そんなものはない

で、結局投資信託は全解約、いくつかレンズも現金化し、更には両親からもちょっとお金を借り、なんとか400万円を工面したのでした。

シンサの順番

さて、手付金の目処がなんとか立ったところで、正式に物件の申し込みフェーズに移りました。

販売中の部屋が幾つかありましたが、値段・階・間取りなどを家族と相談し、「この部屋が1番良いね!」と絞りました。

私:「こちらの部屋に決めましたので、申し込みしたいです。」

営業マン:「では仮審査を進めましょう。ただ、実はこちらのお部屋は既に昨日仮審査に進まれた方がいらっしゃるので、Ryo様とどちらが早くなるかは何とも言えません。

私の選んだ物件は先着順、すなわち1番に申し込んだ人が購入できるというものだったのですが、申し込みは銀行の仮審査通過が条件でした。

既に仮審査に進んでいる方がいる、という事で半ば諦め気味ではあったのですが、こんな話を聞きました。

営業マン:「〇〇銀行はご自身で審査申し込みをいただく形ですが、他の銀行よりも早いかもしれません

私:「自分でやるの不安ですがやります!やってみます!やらせてください!!」

という事で、不動産屋さん経由で2社、薦めていただいた先で自分で1社申し込み、あとは神のみぞ知るという状況へ。

審査申し込みをしたのが金曜日、土日はまぁ動かないだろうと思っていたのですが、案の定何の音沙汰もなし。

月曜日も音沙汰無し。

「さすがにもう前の人には連絡いってるかな〜」と思いながら火曜日仕事をしていたところ、夕方18時頃に「仮審査結果に関しまして」という連絡が、、!!

急いで確認しようとしたところ、マイページのログインをして下さいとのポップアップ。

マイページとか作った記憶ないぞ、、と思いながら、でもとにかくめちゃくちゃ焦っていたので、担当の不動産屋の営業マンさんにすぐ連絡しました

営業マン:「ちょっと銀行に確認してみますので、また折り返します。」

待つ事10分ほど。

営業マン:「マイページは手紙でIDと初期パスワードが来る形なので、まだ入れないようです。ただ、内容はオッケーでした。まだ他の方から申し込みが来ていないので、明日朝イチでしたらRyo様が一番手になりますが、どうされますか?

私:「いきますいきます!何時でもいきます!」

という流れで、無事に先着順に申し込みができました。

あとから教えてもらった話ですが、どうやら私より前に仮審査をされていた方は、ご自身で申し込みをする某銀行には申し込みをされなかったのか、もしくは私よりも後に申し込まれたようで、私が先に仮審査が終わったようでした

ちなみに不動産屋さん経由の2先は、結局更に翌週までかかりましたので、即座に某銀行に自分で申し込んでおいて良かったです。これをしてなかったら、確実に私が巻き返すことはできなかったでしょう。笑

オプションという魔境

手付金を工面し、無事に契約を済ませ、「よ〜しあとは竣工待ちからの引越しだ〜」という話ではありません。

違うのです。新築マンションには、オプションを選ぶというイベントがあります。

このオプションには無料オプション有料オプションがあります。

マンションによりますが、無料オプションは例えば部屋の色味を選択するとか、キッチンカウンターの高さを調節するとか、一部の間取りを選択するとかがあります。

こちらは無料なので、お金はかかりません。無料で楽しめる素敵なイベントです。

が、私の場合、契約したのが遅かったため、既にオプションの選択権はありませんでした。全ての選択ポイントが「1番スタンダードなやつ」に決められていました。

ちょっと残念でしたが、まぁこれは仕方ない。1番スタンダードということは、1番不動産屋さんが推している選択肢ということ。そう自分に言い聞かせました。

問題は有料オプションの部分です。私が買った新築マンションには、例えば食器棚等のカップボードは付いておらず、追加でお金がかかります。こちらは魔境。

モデルルームで見たような素敵なアクセントクロス、ガラス扉、照明、壁一面のエコカラットなど、何をするにも当然追加でお金がかかります。

数十万円ぐらいはオプションに使うんだろうな〜と漠然と予想していましたが、提携先のオプション会社に見積もりを取って驚きました。

合計なんと200万円。

200万円って、、レンズだと大三元+サンニッパボディだとフラグシップ2台買えるレベルなわけですよ。(カメラ趣味でない方、分かりにくい例えで申し訳ありません)

割と最小限(食器棚、エコカラット、アクセントクロス)のみで見積もりを取ったはずなのですが、それでもこの金額。

手付金支払いでほぼお金がない中、また資金繰りで悩むことに、、

とにかくできることとして、飲み会とゴルフを減らしてちょっとでも毎月貯金する、追加でいくつか機材を売りに出すことに。

大好きだった飲み会は半分以下の頻度、ゴルフに至っては3ヶ月に一回に。。ボディもいくつか売りました泣

なお一般的に、不動産屋さんの提携するオプション施工会社は金額が高めであると言われています。

以下が主なメリット・デメリットです。

良い点
・引渡前に全て勝手にやってくれる
・1つの先に依頼すれば、何でもやってくれる
・施工不良があっても対応してもらいやすい

悪い点
・とにかく金額が高い
・支払い期日が早い(施工前に全額振込)

メリットは確かにあるものの、私の場合はちょっとでも価格を抑えたかったので、自分で業者を探すことにしました。

結構色んな業者さんと打ち合わせをしたため、時間はかかったものの、最終的に施工内容で2社に分けてお願いをしました。

結果、金額としては140万円ほどに抑えることができ、しかも2社ともに支払いが施工後だったため、資金繰りのリードタイムを稼ぐことができました。

今思えば、このリードタイムを稼いだことによって、なんとか資金繰りに目処がついた形です笑

フルローンと諸費用

さて今回私は、当然のようにフルローンで融資を受けました。

本当にポンコツ散財人なのでね、貯金がないんですよ(何度でも言う)

営業マン:「ちなみに金融資産はおいくらほどお持ちですか?」

私:「金融資産は投信がチョロっとで他はほぼありません。あ、でもカメラとレンズは割と持ってます!

こんな会話を繰り広げたぐらいなので、ナチュラルにフルローンにしました。

このフルローンですが、ようは手付金を頭金に充当しないという事なんですね。つまり、融資実行時に手数料等の費用が引かれたあとの手付金の残りが返ってくるのです!

このローン実行時の費用を、まとめて諸費用と呼びまして、銀行に支払うローン組成手数料登記にかかる費用修繕積立一時金等が含まれます。

私の場合、この合計が約300万円でした。

よって、融資実行時(正確には決済が終わって2週間後ぐらい)に100万円ほどが返ってきました。(手付金400万円−諸費用300万円)

手付金は元々自分で工面したお金なのですが、残額が返ってきた時は本当にボーナスのように感じました(典型的な散財思考)

当初はこの手付金の残りがもっと少なくなるのでは?と考えていたため、100万円も返金があると知った時は、「一本ぐらいレンズ買っちゃおうかなぁ〜♪」なんて思いました。

が、結果的にはその後すぐ、そんな余分なお金はない事に気づきます笑

エアコンって、、そんな高いの?!

皆さん知ってました?

新築マンションって、エアコンついてないんですよ。

おそらく当たり前の話なのでしょうが、これまで賃貸暮らしだった私は当然そんな事知りませんでした^_^

だって今まで住んできた家には当然のように設置されてましたので^_^

さすがにエアコン無しで暮らすのは無理です^_^

という事で、私が大好きなカメラ屋、ではなく、家電量販店に見に行きました。まぁこのご時世、エアコンなんて撒き餌レンズに毛が生えたレベルの金額でしょと思ったのですが、、、

店員さんに話を聞いてみると、なんと3台で50万円との見積もり、、しかも工事内容によってはオプション料金がかかるとの事。

50万円って、ミドルクラスのボディが買える金がく、、

50万円もするなんて到底思っていなかったため、手付金の残りの上振れなど、一瞬で吹き飛びました。(ほんとあの時レンズ買わなくて良かった)

なお最終的には値切ったりポイントを付けてもらったりで、実質40万円ぐらいに抑えました。

引越しにもお金はかかります

手付金、有料オプション、エアコン、それらが終わればようやく引越しです。

そうです、引越しなので、引越し代がいるのです。

ここ、意外と見落としがちじゃないですか?それまで何百万、何十万ものお金を払った後にヒョコッと出てくるわけです。

ただ私、昔から引越し屋さんの見積もりからの価格交渉というのが得意なんです。ざっくりですが、まずは見積もり金額の半額でカウンターオファーを提示します(それはオファーではない)

当然半値で飲んでくれるわけはないのですが、前回も初手の見積もりから40%減を実現させています。

で、今回も営業さんとの試合交渉を楽しみにしていたのですが、なぜか今回、初手の見積もりが私の落としたい金額を下回る水準でオファーされてしまったのです。

意表を突かれすぎてしまい、当方側の一発KOでそのまま契約してしまいました。

こんな事あるんだなぁと未だに不思議な出来事だったのですが、妻曰く「前回値切りすぎたから、向こう的にも交渉する時間が勿体無いと思われてるんじゃない?」とのことでした。(直近3回その会社さんにお願いしています)

たまたま今回、幹事社がその会社だったからという事もあるのかもしれませんが、まさか初手でそんな値段を提示されるとは、、

とは言っても家族での引越しなので15万ぐらいかかったのですが。

とりあえず引越し代は忘れがちなので、ご注意を!

具体的な資金繰りとポイント

さて、ここからは今回のマンション購入で実際に行った資金繰り・資金の流れについてまとめていこうと思います。

当たり前のようにフルローンで凄い綱渡りなんでね!ヒヤヒヤですよ!

  • 契約時→手付金5%で400万を支払い。細々と保有していた投資信託は全部解約。レンズ数本を現金化、両親からも少し貸してもらう。が、これまで経験した事のない莫大な金額により、手持ちのキャッシュが数十万円まで低下。
  • 引渡時→フルローン実行分+手付金を使って、不動産屋さんにマンション代を支払い、かつ銀行やら司法書士さんやらに諸費用支払い(実際には銀行と不動産屋さんが全部やってくれたので、私は何もしていません)。契約からここまでで、毎月の貯金と機材売却で100万ほどキャッシュを捻出。
  • 引渡から2週間→手付金から諸費用をさっ引いた約100万円が返金(通称ボーナス)。手持ちキャッシュが250万ほどに。
  • オプション施工・支払い→施工会社が提携先ではないため、引渡後に工事を実施。施工後に140万円ほどを支払い、キャッシュが残り100万ほどに。
  • エアコン支払い→残りキャッシュ50万円ほど。
  • 引越し料金の支払い→引越し日の前に振込。残りキャッシュ30万円ほど。

とまぁ、ざっくり書くとこんな感じで、かなりギリギリでした。

あと細かなものだと、一部の家具の新規購入や、カーテンの購入などありましたが、これらは冬のボーナスで賄うことに。

その他、両親への返済、今の家の退去費(敷金なかったので)を考えると、ボーナスは全て吹き飛びました^_^笑

本当にギリギリの資金繰りでしたが、振り返ってみて1番のポイントとなったのは、オプションの部分だと思います!

提携先にお願いしていたら、支払い期日が早かったので、どこかでキャッシュがショートしていたかもしれません。あと、とにかく金額が高かったです。

外部で信頼できる業者さんを見つけるのは難しいですが、私はたまたまカップボード(とクロス)、エコカラット共に非常に良い施工会社さんを見つける事ができました!施工、料金共に大満足です!(都内でお探しの方、ご紹介しますので遠慮なくご連絡ください!

あとはそうですね、家を買う予定のある人は、ちゃんと貯金しておきましょう!!笑

終わりに

さて今回は、私自身の備忘も兼ねてマンション購入レポートを纏めてみました。今振り返っても、本当よく資金繰りを回せたなと。。

初めての不動産購入だったため、わからない事だらけだったのですが、なんとか無事に新居に引っ越す事ができて本当に良かったです、、

マンションを買うには想像以上に色々な所で出費が発生します。新築マンションの場合、上に纏めた所で大方カバーできていると思いますが、購入からしばらく経った後には不動産取得税や固定資産税も支払う必要がありますので、そちらもお忘れなく!(私も忘れないようにします、、)

マンション購入に際して、本記事が少しでもご参考になりましたら幸いです。(あと、貯金ができないポンコツでも何とかなったという事で、少しでも皆様の背中が押せれば幸いです。笑

次回はちゃんとカメラネタでブログ書きます!!ので、また覗きに来てもらえると嬉しいです^ ^それではまた♪

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