皆さんこんにちは、リョウ (@Ryo_s_Like)です。
本日は、「SELP1020Gをフルサイズ機で使用するとどうなるのか?」という点について纏めてみたいと思います。
フルサイズ用レンズのSELP1635Gとの比較もしていきながら、アリかナシか考えてみたいと思います♪
前段−Eマウントの仕様
本題に入る前に、簡単にEマウントの仕様について触れておきます。
1020GはAPS-C用のレンズですが、SONYのEマウントはAPS-Cもフルサイズもマウントの大きさが同じなので、(1)フルサイズ機にAPS-C用レンズ、(2)APS-C機にフルサイズ用レンズという組み合わせで使用する事が可能です。
(1)の場合、強制的にAPS-Cモードでの使用となるため画素数は減ってしまいますが、例えば元の画素数が3300万画素のα7ivであればAPS-Cモードでも1400万画素残るので、スマホやタブレットで見る分には十分綺麗です。
(2)の場合、ボディ本体の画素数をそのまま使用する事ができますが、フルサイズ機で使用する場合よりも画角が狭くなります。
例えば1635Gをα6700で使う場合は、元々の画素数である2400万画素を全て使えますが、画角としては24-52mm相当となり、広角ズームというより標準ズームとしての使用になります。
やや気をつけるべきポイントはあるものの、サイズ違いのレンズとボディを自由に組み合わせられるのはとても便利です。
APS-C→フルサイズへのステップアップをする場合も、まずはフルサイズ機のボディだけ購入して、手持ちのAPS-C用レンズを使うと言う事もできるので、レンズ資産の有効活用ができます^ ^
フルサイズ機のユーザーがサブ機としてAPS-C機を購入する場合も同じ事が言えますね♪
さて、前段が長くなりましたが、本題である1020Gについて見ていきましょう。
レンズスペック
まずは簡単にスペックを、、
ご参考として1635Gと並べてみました。
型番 | SELP1635G | SELP1020G |
センサー | フルサイズ | APS-C |
焦点距離 (35mm換算) | 16-35mm | 15-30mm |
換算焦点距離 (APS-Cモード時) | 24-52mm | 15-30mm |
換算焦点距離:動画時 (APS-C+超解像) | 24-78mm | 15-45mm |
換算焦点距離:静止画時 (APS-C+超解像) | 24-105mm | 15-60mm |
レンズ構成 | 12群13枚 | 8群11枚 |
絞り羽根 | 7枚 | 7枚 |
開放F値 | F4 | F4 |
最大撮影倍率 | 0.23倍 | 0.14倍(AF) 0.18倍(MF) |
フィルター径 | 72mm | 62mm |
重量 | 353g | 178g |
焦点距離は35mm版換算で15mm-30mmをカバー。F4通し、倍率2倍の超広角ズームです。
最大撮影倍率は AF時に0.14倍ですが、フルサイズ換算すると0.20倍を超えてきますので、寄れない事もないという感じです。
絞り羽根は7枚で、こちらは1635Gと同数です。
APS-C用レンズという事もありますが、178gと非常に軽量なのが特徴。
実際に持ってみると、本物のレンズというよりモックのように感じます笑 α7cシリーズに装着すると、ボディとレンズで700gほど。
また、サイズ感もとても小さいです。
非常にコンパクトで取り回しが良いのですが、はたして写りはどうなのか、、
1635Gとの解像度の比較
今回は1020Gと1635Gをα7crに装着し、風景を撮ってきました。
なお、1635GではMサイズで撮影しましたので、記録画素数は両レンズともに2400万画素で差はありません。
まずは1020Gのサンプル。
次に1635Gのサンプルです。
見比べてみて、いかがでしょうか?
大画面で見れば分かるかもしれませんが、スマホやタブレットではほぼ分からないのでは、と思います。
ちなみに私はスマホでブログを書いていますが、ぱっと見では全く分かりません。。笑
という事で、二箇所ほど拡大して比較してみます♪
まずは左上の周辺部を拡大すると、、、
左が1020G、右が1635Gです。ここまで拡大して比べると、少し差が分かるでしょうか。
1020Gの方が、やや像が流れており、かつコントラストも低くなっています。
しかし、解像度が高いと評判の1635Gとの差はさほど大きくない印象です。素晴らしい♪
では次に中央付近です。
左が1020G、右が1635Gです。
中央付近も、やはり1635Gの方が解像度は高いですね。一方、コントラストについてはほぼ差はないかなと思います。
フルサイズ機で使うのはアリ?ナシ?
さて、画質面で1635Gと比較してみましたが、いかがでしょうか?
個人的には1020Gの写りは十分綺麗と考えています。
そもそも同じGレンズと言っても価格差としては2倍弱ありますので、想定していたよりも1020Gは健闘しているなと感じました。
フルサイズ機で使うのも個人的には全然アリだと思っています。
本レンズは何といっても小型軽量であるという点がポイントなので、
「普段は標準域メインで、たまに広角で撮りたくなる」
という撮影スタイルの方は、バッグに忍ばせておくと良いかも。
とてもコンパクトなので、一本増やしても特に苦にはなりません。
F4通しではありますが、最近のミラーレスボディは高感度耐性が高いので、ある程度光量があれば夜でも使えます。もちろん日中は全く問題ないですね^ ^
作例
いくつか1020Gの作例を掲載しておきます。一部露出調整とトリミングしていますが、色味は撮って出しです。
ちょっと薄味かな?という印象ですが、癖もなく見ていて疲れない写りだと思います。
おわりにー安価でコンパクトな良いレンズ
今回はSELP1020Gをフルサイズ機で使ってみるとどうか?という内容で纏めてみました。
値段を考えれば写りも十分ですし、何より小型軽量な点は魅力的なポイントです♪
今回はスチルでの使用に焦点を当てましたが、パワーズームという事もあり、動画撮影では更に使い勝手が良いです!
先日、vlogにオススメの機材という記事を書きましたが、本レンズを動画撮影では使う際のメリットは↓で纏めていますので、良かったら見てみてください♪
(レビュー)SONYミラーレスのvlog撮影にオススメなカメラ・レンズ3選:α7cシリーズ+1020G or 1635Gがベスト
少しでも本記事が本レンズの購入を検討されている方のご参考になれば嬉しいです^ ^
それではまた♪
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